じゃがいもを水から茹でる理由を知っていますか?
「水から茹でる」とはよく聞くけど、理由を何も考えずにやっていた方も多いと思います。
それに、わからないと「水でもお湯でもいいんじゃない?」とテキトウな方法でやってしまいがちですよね。
料理の基本は間違った方法で覚えたら大変!
理由を知ると理解が深まり、料理の幅も広がります。
他の料理を作る時も応用がきくので是非覚えていてくださいね!
じゃがいもを水から茹でる理由
じゃがいもを水から茹でる理由は、2つあります。
■均一に火を通すため
熱湯に入れて茹でると一気に高温で加熱するので、外側だけどんどん柔らかくなり、中心に火が通るころには外側は煮崩れてしまいます。
外側も、中心も均一に火を通すためには、水から茹でて、徐々にじんわり温めて火を通すのが正解です。
野菜を水から茹でる場合・熱湯から茹でる場合
水から茹でる野菜と、熱湯から茹でる野菜があるのを知っていますか?
水から茹でる野菜は、主に火の通りにくい根菜類です。外側からじんわり温めて火を通しましょう。例に上げるとこのようになります。
・人参
・蓮根
・ごぼう
・里芋
・大根
など
固いものや歯ごたえのあるものだね!
逆に熱湯から茹でた方が良いのは、葉物類です。熱湯から茹でて、時間をかけずにさっと取り出します。
葉物類の種類を例に上げると、このようになります。
・小松菜
・にら
・キャベツ
・白菜
など
野菜によって茹で方を変える
と、料理が一段と美味しくなります!
始めは、お味噌汁に野菜を時間差で入れて、試してみてくださいね。
じゃがいもやなど野菜の農薬が気になる人は「らでぃっしゅぼーや」の有機野菜がおすすめです。
野菜だけではなくハムやツナなども無添加で揃い、宅配してもらえます。とても品数がありますよ!
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切らないでそのまま茹でるコツ
皮付きで切らないで茹でる方法は、まず、水に10分位浸けて泥や汚れをよく落とします。
じゃがいもの洗い方については、こちらにまとめたので、参考にしてくださいね。
綺麗になったじゃがいもを、水から茹でる時は、たっぷりの水よりも、頭から上が2cm程度隠れる水で茹でるのがポイントです。
沸騰した時に水流でぶつかって、煮崩れるのを防ぐ為です。
また、沸騰したら弱火にするのも忘れないでください。
沸騰がぎりぎり続くくらいの弱火にしてくださいね。じゃがいも同士がぶつからないようにしましょう。
静かに煮るのが大事だよ!
大きさによりますが、15分~20分が目安です。
竹串を刺してみて、すっと入るようなら煮えています。ぎゅぎゅっと力が入る場合はもう少し煮てください。
丸ごと茹でたじゃがいもは、発酵バターでじゃがバターにするのも最高です。
切った後に茹でるコツ
切った後に茹でる方法があります。
じゃがいもをできるだけ大きめに切り、水から茹でるのがポイントです。
切ってから茹でると水分が多くなってしまうので、大きめに切る理由は少しでも水分を減らす為です。
例えば、ポテトサラダなどホクホク系は水分を嫌います。
ポテトサラダなどは、本当は切らないで丸ごと茹でて使うのが正しいのですが、時間がない時や時短したい時は大きめに切って茹でる方法を選びます。
茹で時間は切った大きさによりますが、5分くらいが目安です。
竹串を刺してみて、すっと入るようなら煮えています。ぎゅぎゅっと力が入る場合はもう少し煮てください。
味噌汁の場合は食べやすいサイズに小さめに切って茹でれば、問題ないです。
味噌汁の時はこの鍋が最適。とっても使いやすく重宝しているのでおすすめです。
電子レンジでじゃがいもに火を通す方法
実は、茹でる方法以外に電子レンジを使って火を通す方法があります。
じゃがいも丸ごと1個を洗った後、濡れたままラップに包んだら、600wで3分くらいが目安です。
切った場合も、同じ量で600wで3分を目安としてください。その場合も、蒸気で蒸されるように必ずラップをしてくださいね。
※じゃがいも2個の場合は、時間も倍の6分にしてください。
レンジ調理にはラップなしで使える、蓋付きのシリコンスチーマーを1つ持っていると便利です。
ラップを使う時は、ふんわりかけることと、重ねて置かないことが大事。
耐熱容器に重ねて置くと、火が通っている場所と通ってない場所が発生してしまうので、気をつけましょう。
茹でたり火を通したじゃがいもは「冷凍はダメ」と聞いたことありませんか?その理由と、冷凍する時のコツについて書きました。こちらをお読みください。
煮崩れしにくいじゃがいもがある!
絶対煮崩れしたくない!そんな人におすすめの、「煮崩れしにくいじゃがいも」があります。
「メークイン」という品種です。
私もカレーの時は、メークインを使うようにしていますが、とても美味しく煮崩れしにくいですよ。
料理によって使い分けられるといいね!
煮物やカレーなど作る時に、気を付けていても煮崩れしちゃう・・。とお悩みの方には、おすすめです。
形は丸というより、少し長細い楕円形で、パッと見てもいつものじゃがいもと違う品種だな。とわかる形です。
一年中ありますので、じゃがいもコーナーを隅々までチェックしてみてくださいね。
火が通っているじゃがいもを使ったレシピ5選
先ほどご紹介した方法で、茹でたり電子レンジで火を通したじゃがいもを使った、レシピ5選です。
簡単で試したくなるレシピばかりなので、是非お試しくださいね。
▼簡単じゃがいもチーズ餅▼
▼じゃがいもと鶏肉のケチャップ煮▼
▼和風ジャーマンポテト▼
▼ツナポテトサラダ▼
▼じゃがいもとエリンギのオイスターマヨ炒め▼
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1560004571/
じゃがいもは水から茹でて均一に火を通し煮崩れ防止すべし!
じゃがいもを水から茹でる理由は、煮くずれを防止できるからでした。それに、均一に火が通り、べちゃっとしないのです。
また、もっと簡単に煮崩れを防ぐには、じゃがいもの中でも「メークイン」という品種に注目してくださいね。
茹で方のポイントは、1個丸ごとと、切ってからの方法があります。どちらも大切な方法なので、基本として是非覚えてくださいね。
あなたの料理の幅が広がって、ますます料理上手になることを願っています!