手作りのおにぎりが「まずい」と感じる人がいるようです。
おにぎりを作る場合、朝作ってお昼ご飯に食べるパターンが多いのではないでしょうか。
心をこめて作ったのに食べたらまずいなんて、作り手も食べる人も悲しいですよね。
この記事では、時間が経っても美味しく食べられるおにぎりについて紹介します。あなたのおにぎりが、家族に評判となること間違いなしです!
「時間が経っても美味しいコツ」、「専門店風の作り方」、「コンビニ風の作り方」をまとめましたので、どうぞご覧ください。
手作りのおにぎりはなぜまずい?
手作りのおにぎりがまずい原因は、4つ考えられます。
・握りすぎている
・塩の量が少ない
・具の量が少ない
これらを読んでも、もしかすると思い当たらないかもしれません。
大体の人は、いつもやっている手順のどこが間違っているのかわからなく、美味しく作れないと悩んでいます。
4つご紹介したように、ご飯が柔らかすぎたりギュッとにぎりすぎても美味しくないです。塩の量や具の量もとても重要です。
どういうことなのか?次でご説明しますね!
時間が経ってもカチカチにならない!美味しい作り方のコツ
手作りのおにぎりが「時間が経っても美味しい作り方のコツ」を6つご紹介します。
これらは私が普段気をつけていることでもあります。
毎朝おにぎり2個作るのが日課です!
・粗熱をとってから握る
・ふわっと軽くにぎる
・塩は気持ち多めに振る
・具は広げて入れる
・お米の品種を選ぶ
毎日作っては主人に感想を聞き、自分にも作ってたくさん試しました。すると、改良していくうちに美味しいおにぎりが作れるようになったのです。
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ごはんを固めに炊いて炊きたてを使う
手作りのおにぎりは、ごはんを固めに炊き、炊きたてを使うのが鉄則です。
固めに炊くと米粒ひとつひとつが潰れません。
また、炊き立てのごはんの美味しさは格別で、何時間も炊飯器で保温したものとは全く違います。おにぎりのようなシンプルな料理ではとても重要です。
固めとは炊飯器の釜の内側の、寿司めし用のメモリまで水を入れて炊くことが目安です。
もし寿司めし用のメモリがなければ、通常のメモリより3mm~5mm水加減を減らして炊いてくださいね。
粗熱を取ってから握る
粗熱を取ってから握ってください。
炊き立てのごはんを使う分だけボウルやバットに取ります。その中でしゃもじで切るように(斜線を何度も書くように)混ぜると米粒が潰れず、余計な水分が飛んで粗熱も取れます。
すぐ食べるなら熱々を握ってもいいのですが、お昼に食べる場合は必ずこのひと手間を加えてください。
ベチャっとなるのを防ぎます。
ふわっと軽くにぎる
軽く握ることを意識してください。
手作りのおにぎりがまずい原因として最も多いのが、握りすぎていることです。
ギュギュッと握りたい気持ちもわかりますが、いつもの7割くらいの力で握ってみてください。
ふんわりと空気を含んだおにぎりの方が、食べた時の食感が良く美味しいです。
崩れそうになるかもしれませんが、崩れる前にさっと海苔で巻きラップで包めば問題ありません。
塩は気持ち多めに振る
塩は自分が思っているより多めに振りましょう。
塩の量が少なすぎる人がとても多いです。これはプロのおにぎり屋さんも言ってましたが、塩は多く使わないとおにぎりは美味しくないそうです。
時間が経つと塩味が馴染んで感じなくなってしまうこともありますし、おにぎりメインで食べるのですから、ある程度味があった方が食べ応えがあるのです。
塩味がいつも消えてしまうという人は、こちらの記事も合わせてお読みください。
目安としては、おにぎり1個130gに対して塩ひとつまみです。塩ひとつまみとは親指、人差し指、中指で軽くつまんだ量のことです。
何度か作って味見をして、足りなければ次回からもう少し塩を足すなどの調整をすると、より好みのおにぎりが作れるようになります。
我が家で何度もリピートしている自然塩です。甘味があっておにぎりに最高に合う塩だと思っています。
具は広げて入れる
具を広げて入れると美味しいです。
ラップの上にご飯を置いて、中心部に押し込むように具を入れる方法だと、中心を食べた時しか具の味がしません。
ご飯を平たく置いて中心部から外へ向かって広げるように具を乗せてください。その上にご飯をかぶせて握ると、どこから食べても具が一緒に食べられます。
具を気持ち多めに入れると、手作りならではの贅沢なおにぎりになります。
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お米の品種を選ぶ
実はお米の品種を選ぶことがとても大事です。
いくつも試しましたが、一番おにぎりが美味しくできるのは山形県の「つや姫」という品種でした。
この品種はプロの料理研究家さんでもファンがおおく、度々紹介されています。
香りもいいですし甘味もあります。さらに冷めても美味しい!というのが評判になり、ファンも増えたのではないでしょうか。
他には「雪若丸」や「あきたこまち」も固めに炊いて炊き立てをおにぎりにするととても美味しく出来ます。
雪若丸はネットで買っても送料無料で、お店と同じくらいの値段で買えます。配達してくれるので車を出せない人にもおすすめです。
専門店風おにぎりの作り方
専門店風の手作りおにぎりの作り方をまとめました。
最後にふわっと握るのが、時間が経ってもカチカチおにぎりにならないポイントです。
❶固めに炊いた炊き立てのご飯を切るようにまぜ、粗熱を取ります。
❷ラップをひいてその上にご飯を乗せます。ご飯の上に具を広げてのせ、さらに上からご飯を乗せます。
❸ラップを包み込むようにして2回握ります。ラップを広げ、ラップの上でおにぎりを転がしながら塩を全体にまぶします。(キッチンのシンクの上でやると塩が落ちても安心です。)
❹再びラップで包み込み、2回握って海苔を巻きます。新しいラップに包んで完成です。(ご飯が崩れないよう手早くやってください。)
ラップを使っているものの、夏場など温かい気温になってくると、傷むのが心配になりますよね。
おにぎりが傷みにくい具材や、常温保存できる時間についてはこちらも合わせてお読みください。
コンビニ風おにぎりの作り方
コンビニのおにぎりが好きな方もいますよね。コンビニ風にするには、塩を入れてご飯を炊いて味をつけるのがポイントです。
昔は油を入れて炊いてるという噂もありましたが、今はほとんど油を使って炊いているコンビニおにぎりはありません。
自宅でコンビニ風に作れば添加物も使いませんし、より体にやさしいおにぎりになります。
ただ、塩分がやや多いので、気にする方は専門店風の作り方で作るのがおすすめです。
①お米2合に、塩小さじ1弱、昆布だしスティック半分、水を寿司めし用のメモリに合わせて固めに炊きます。(寿司めし用のメモリがなければ、通常のメモリより3mm~5mm水加減を減らして炊きます。)②専門店風おにぎりと同じ作り方で、おにぎりを握ります。
▼昆布だしスティックとはこういうもの▼
手作りでもコツがわかればプロのおにぎりに近づける
専門店とコンビニは一見違いますが、どちらもプロが作っています。
専門店は手作りで美味しく作るこだわりの技があり、コンビニは機械ですが何度も試作をして技術力も高く計算されています。
美味しくてリピートしたくなるものね!
手作りのおにぎりがまずいというのは本当にもったいなくて、ちょっとの工夫でプロのおにぎりに近づけることが出来ます。
また、家庭で作れば添加物の摂取も控えられますし、食材を何を使うか選べますので安心・安全なのが良いですよね。
先ほどご紹介したコツを掴めば簡単にできるので、自宅で美味しいおにぎりを是非作って見てくださいね。