じゃがいもを水につけるのってなぜか、気になりませんか?何の為にわざわざひと手間加えるのでしょうか。
レシピを検索しても、水につけたりつけなかったり。どっちがいいのかはっきりさせたい方もいると思います。
水につける理由と、水につけない方が美味しい場合についてまとめたので、どうぞご覧ください。
じゃがいもを必ず水につけるのってなぜ?
じゃがいもを必ず水につけるのって、なぜかと言うと、二つの理由があります。一つは、でんぷんを落とすため。もう一つはあく抜きするためです。
それをするとどうなるのか、一つずつ答えますね!
でんぷんを落とすため
じゃがいもはでんぷん質です。
切って水につけると、じわ~っと白いものが浮かんできたのを見たことありませんか?それがでんぷんです。
でんぷんを水で落とすとこのように効果的です。
■とろみがつくのを防ぐ
細切りや一口サイズなどにして炒める調理法がありますが、その時にじゃがいもどうしがくっつくのを防ぎます。
くっついてたら食べにくいし見た目も悪いよね!
また、とろみがつくのを防ぐこともできます。スープなどさらりと仕上げたい料理の時は、10分程度水につけるひと手間をやってあげましょう。
ポタージュならとろりとしているのが美味しいので、水にさらさずに使っても大丈夫です。
アク抜きするため
アク抜きする為でもあります。アクと言ってもほうれん草とは違い、体に悪いものではないので、水につけなかったとしても問題ありません。
ただ、アク抜きすると次のように効果的です。
炒めたじゃがいもが、紫色になったことありませんか?
色の正体はアクです。
空気に触れると色が変わってしまうのです。炒め物をしている時に色が変わってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
水に10分程度つけてアク抜きすることで、変色を防げます。
じゃがいもを水につけない方が美味しい場合
じゃがいもは、必ず水につけないといけない!訳ではありません。
逆に水につけない方が美味しい料理があります。
思い込みは捨てて!
これらは、じゃがいものでんぷん質を利用して、料理します。でんぷん質を残して料理すると、次のようになります。
■カリッとする
くっついた方が良い場合や、カリッとさせたい場合などが向いています。これからご紹介するレシピは、水につけないで料理できますよ。
▼簡単♪皮付きフライドポテト▼
切った後洗わないで、油で揚げる方法です。でんぷんが小麦粉や片栗粉の代わりですね。
▼じゃがいももち簡単うまうまッ▼
レンジ加熱した後、つぶして餅にします。つぶす料理は水につけなくても問題ありませんね。
▼じゃがいものガレット▼
でんぷんを利用するレシピで代表的なのがガレットです。スライサーで細切りにして、塩をふり、多めの油で焼きます。小麦粉などは一切使わない簡単レシピです。
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水につけるのは必ずやることではなかった
じゃがいもは水につけるべき!と思っている方が多いと思うんですが、まずはなぜか?を考えましょう。
どんな料理でも必ず水につけなければ!と思う必要はありません。実は水につけない方が美味しいレシピもあります。
料理に合わせて変えようね!
又、急いでいる時や10分もつける時間がない時は、でんぷんをさっと水で洗い流す方法もあります。
しっかりと変色を防ぐなどの効果は薄れるかもしれませんが、なにもやらないよりいいという考えです。
良かったらお試しください。
何事もなぜか?理由を考える事って大事です。一番の料理上手になれる近道なので、大切にしてくださいね!