小松菜を味噌汁に入れる時、アク抜きは必要だと思いますか?
ほうれん草を味噌汁に入れる時は一度下茹でをしてアク抜きしてから入れますよね。
ならば、見た目がそっくりな小松菜もアク抜きが必要なのかもしれないと思えてきます。
しかし、小松菜はアク抜きをせずそのまま味噌汁に入れてもいいんです。
今回はそんな小松菜とアク抜きの関係について、そして味噌汁に入れても葉の色を綺麗に保つ方法や、小松菜の味噌汁と相性の良い食材をご紹介していきます。
小松菜の味噌汁はアク抜きしない!
小松菜を味噌汁に入れる時は、アク抜きをせずにそのまま入れても大丈夫です。
これは、ほうれん草のようにアク抜きを必要とする「シュウ酸」という成分が小松菜にはごくわずかな量しか含まれていないからです。
小松菜に含まれているシュウ酸の量ならば、そのまま摂取しても特に体に問題は起こりません。
一度に摂取する量の問題です!
しかし、ほうれん草には小松菜よりも多くのシュウ酸が含まれています。
そのままの量を摂取すると腎臓結石や尿路結石ができてしまうなどの問題が生じるので、ほうれん草を食べる時には必ずアク抜きが必要となるんです。
小松菜の色が変わらない味噌汁のコツ
生の時には鮮やかな緑色の小松菜。味噌汁に入れても色を保つことができれば、食卓に彩りが出て食事がより楽しくなりますよね。
では、調理過程でどのようなことを工夫すれば、小松菜の色を変えずに味噌汁を作ることができるのでしょうか?
そのおすすめの方法をご紹介します。
油で炒める
小松菜を油でさっと炒めることで、色を鮮やかにすることが出来ます。
色が鮮やかになるだけではなく、味噌汁にするとコクが出ておかずっぽい雰囲気になります。
豚肉と一緒に合わせて炒め、味噌とみりんで仕上げると、即席豚汁の出来あがり。アレンジ方法としてお試しくださいね。
味噌の保管に、取っ手付きで蓋を閉めるストレスがない、味噌ストッカーがネットショップで大人気です。4色あるのも嬉しい!
見た目を良くすることはもちろん、味を良くするためにも小松菜を油で炒めてから味噌汁に入れることにはメリットがあると言えます。
鍋の蓋をしない
味噌汁が完成してから火を止めたあと、鍋の蓋を開けたままにしておくと、小松菜の色が変わりづらくなります。
小松菜にはクロロフィルという色素がありますが、長時間加熱すると色が変化してしまいます。
蓋をすると長時間保温状態になりますよね!
ですから、蓋を開けて早く冷ますことで色の変化を防ぐことが出来るのです。
食べるまで時間が空く場合は、ほこりなどが入ってしまうので、ある程度冷めたら蓋を閉めることをおすすめします。
私が普段使っている「柳宗理」の鍋は、蓋をずらせば湯ぎりもでき、味噌汁や野菜の下ごしらえに最適です。
味噌汁の見た目が良ければ、食べる時により一層おいしく感じることができますよね。
ご紹介した方法を実践すれば、誰でも簡単に彩りの良い味噌汁を作ることができますよ!
味噌汁の具材でトマトを使ってみたけど、美味しくなかったという人は、こちらも是非お試しくださいね。
https://remimari.com/archives/6890
小松菜の味噌汁に合うこと間違いなし!食材11選
ここからは小松菜と一緒に味噌汁の具材にすることで各段とおいしくなる食材をご紹介していきます。
いつも冷蔵庫にあるおなじみの食材は、小松菜と一緒に味噌汁に入れるととってもおいしいんですよ!
汁にコクが出ます。少し厚めに切ると弾力のある食感に。
・なめこ
汁に少しとろみが出て、のど越しの良い味噌汁になります。
・えのき
味噌汁の具材をもうひとつ増やしたい時に活躍するえのき。すぐに火が通るので時短にもなります。・大根
味噌汁の具材としておなじみです。小松菜とも相性はバッチリ。
・さつまいも
汁に甘味が出ます。火にかけ続けると煮崩れするので注意が必要です。
・ネギ
青ネギも白ネギも相性がいいです。
・豆腐
白と緑で彩りが綺麗になります。木綿か絹か?どっちか迷う人はこの記事もおすすめです。
・油揚げ
食べ応えのある味噌汁になります。
・卵
溶き卵にしても、そのまま割り落してもおいしいです。
・納豆
お湯を沸かしてから一番最初に入れて少し煮込むと大豆がトロトロになりおいしいです。
・鯖缶
鯖の油がコクを出し、食べ応えのある味噌汁になります。生姜のすりおろしを加えてもいいです。
ご紹介した食材の一種類だけを小松菜と合わせるのもいいですが、豆腐と大根、さつまいもとネギなど、何種類かと小松菜を組み合わせて具材するのもおすすめです。
味噌汁に使う豆腐が、木綿か絹かいつも迷う!という人はこちらの記事もおすすめです。
食材同士が喧嘩することなくおいしく仕上がるので、是非試してみてくださいね。
面倒な人、時間がない人はフリーズドライが便利です。切ってあるので味噌汁にそのまま入れるだけで具だくさん!
試すなら今です。とてもお得です。
小松菜を美味しくいただく!味噌汁レシピ5選
ここからは私がよく作る、みなさんにおすすめしたい小松菜の味噌汁レシピをご紹介します。
冷蔵庫によくある食材を使ったものを集めたので、今夜からできるレシピばかりです!
・小松菜と油揚げの味噌汁
味噌汁といったらこれ!というくらいおなじみコンビの小松菜と油揚げ。おいしく作るポイントは油揚げを熱湯でしっかりと油抜きすることです。
・小松菜とふんわりたまごのお味噌汁
卵をフワフワにするには、味噌汁が煮立つ直前くらいの火加減にしてお玉で渦を作り、溶き卵を少しずつ加えると上手にできます。
・さつまいもと小松菜の味噌汁
仕上げにすりおろししょうがを加えることで風味の豊かな仕上がりになります。苦手な場合は入れなくても十分おいしくできますよ!
・「まかない」小松菜と豆腐のみそ汁
このレシピでは最初に小松菜をごま油で炒めています。葉の色が変わりづらくなりますし風味も良くなります。
・小松菜となめこの味噌汁
舌触りがトロッとしてのど越しの良い味噌汁です。
いかがでしたか?
小松菜は時期によってはとても安くなりますし、カルシウム、鉄分などの栄養も豊富です。
お財布にも優しい食材ですので、色々な食材と組み合わせて有効活用したいですね!
小松菜はアク抜き不要だった!色を保って美味しく見えるコツは必見
小松菜を味噌汁の具材として使う時は、アク抜きする必要はありません。
これはアク抜きが必要となる成分「シュウ酸」がほうれん草とは違って摂取しても問題ないごくわずかな量しか含まれていないからです。
この記事の一番のポイント!
また、味噌汁に入れても小松菜の鮮やかな緑色を保つためには、小松菜を油で炒めたり、味噌汁が出来上がった後に蓋をしないという方法があります。
アク抜きの必要がない小松菜は、味噌汁の具材にすることで豊富な栄養を逃がさず食べることができますし、調理がとても簡単なので食事作りの時短にもなります。
色々な野菜と組み合わせながら絶品味噌汁を作ってみてください!